境内施設

鎭國守國神社 | 境内施設

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神社の本殿、拝殿、境内社以外の諸施設

樂翁公百年祭記念寶物館

 昭和9年(1934)、 寛政の改革を断行した松平定信(樂翁)の顕彰を記念して建てられた建物です。鉄筋コンクリート造2階建、寄棟(正面銅板葺きの切妻屋根)、桟瓦葺、外壁は洗い出しで仕上げられ ています。1階の石積風の意匠や縦長の開口部、玄関の星形の照明など当時の洋風建築の要素が取り入れられています。平成二十年(2008)に国登録有形文化財に 登録されています。

 

 
 

概要

 松平定信公樂翁公1758-1829)の遺品や神社伝来の宝蔵、郷土資料が展示されています。
開館日は毎5月2日、3日 入館料500円
 

主な収蔵品

集古十種版木1451枚[国重]
紙本墨書三宝類聚名義抄[国重]
絹本着色松平定信像[県文]
紺糸縅五枚胴具足[市文]
黒糸縅熊毛皮張二枚胴具足[市文]
谷文長筆絵馬曳駒図[市文]
脇差銘来国光[市文]
刀金象嵌銘鳴神[市文]
象牙製字さし[市文]


展示物

二階展示室

二階展示室

甲冑

絵馬

 絵馬

忠魂碑

 戊辰殉難招魂碑戊辰の役での桑名藩士犠牲者を追悼して桑名城天守台跡地に建てられた。
建立年月明治二十年(1887)年十二月
[右面]忠哉義哉桑名士民守節取義各殉其難郷党追慕建碑招魂【忠ナルカナ義ナルカナ。桑名ノ士民。節ヲ守リ義を取ル 其ノ難ニ各ガ殉ズ。故郷ヲ忍ビ碑ヲ建テ魂ヲ招ク】
[左面]嗚呼忠節永照千春【アア忠節。永照千春】 明治二十年十二月 正四位松平定敬 撰并書
[背面]鋳物師 広瀬与左衛門 造之 

記念碑建詮義捐者姓名碑(きねんひけんせんぎえんしゃせいめいひ)

戊辰殉難魂碑】を建立した義捐者四百十四人の名が刻まれている。 
佐治為善 謹書
石工 根来市蔵
 

 

県社の社標

手水舎

 参道横の手水舎にある石手水鉢は、嘉永二年(1849)鎮国公没200年に献納されたものです。鉢の前には水跳ねしないように石瓶を付けてあります。

参道鳥居

 参道の石造鳥居は大正十年(1921)旧桑名藩士高木貞作により寄進されたものです。高木貞作は慶応四年(1868)戊辰の役のおり越後柏崎領内で藩主松平定敬の命により恭順派家老の吉村権左衛門を暗殺襲撃した人物です。

灯篭

 境内各所に12基残る灯篭は、文政九年(1826)桑名藩の重臣である松平・吉村・沢・酒井・奥平・服部などが寄進したものです。
大正六年(1917)
祖父江政七  寄進 常夜灯
大正七年(1918)
岩崎広人  寄進 灯篭
昭和三年(1928)
 九華公園整備に伴い岡崎市の石工、初代小林秋三郎により造られた略定紋灯篭で二つの丸は松平家の梅鉢紋と三つ葉葵紋を表します。

樂翁殿

参集殿として使われています。

 

社務所

 昭和二年(1927)建築、木造平屋建、入母屋造桟瓦葦で、神社の社務所として使われています。